Gillian TettのFTでのコラム[久松 20110122]

浅見さん・綾部さん:

どうも久松です。添付はFT (Financial Times、
ロンドンが本部の世界経済新聞、ピンクとオレンジの
中間色のような紙の色が特徴)のコラムニストである
ジリアン・テット(女性)による日本人と
中国人の米国の大学における存在についてのコラム。
コロンビア、ハーバードの話と言えば、皆さんとは
やや遠いように感じられるかもしれませんが、
基本は、米国における若い日本人という同じ種類の話です。
7分以内で読み飛ばして大意がわかりますか。

なお、ジリアン・テットは、社会人類学の教育を
受けた後、FT紙の記者となり、日本駐在時に
バブル崩壊金融危機を体験し、日本長期信用銀行
崩壊に関する良書「セイビング・ザ・サンリップルウッド新生銀行の誕生」
(翻訳あり)を書き、最近はリーマン・ショックにまで
つながる新しい金融派生商品の開発の歴史をJ.P.モルガンに
焦点をあてて描いた、これも良書「愚者の黄金」(翻訳あり)を
書いた新聞記者です。きらめくように頭がよいというよりは
非常に着実な書き手です。

"even when Japanese students can find the money to come, their English
is often too poor - and they often fail to properly
engage"と書かれると、くやしいので、お二人、励んでください。
私ももう少し気合いを入れます。
英語だけではない、engageの仕方が大事だというのがポイントです。
engageの仕方の一つは、理論的に質問を考えること。例えば、
国際政治経済で学んだような道具で、平易に世の中の問題を
考える思考実験を毎日おこない、議論すること。
他にもやり方はありますが、よろしくお願いします。

ではでは。

久松

So who’s top of the class now?
By Gillian Tett
Published: January 21 2011 22:04